光射す

「どこへ行きたい?」

妙に高い少女の声が、薄青い闇に溶ける。背の低い彼女と手を繋いでいた、背の高い少女は、笑った。

「どこまでも行きたい」

少女たちは微笑みあう。

きゃらきゃらという声と、軽やかな足音が、光射す路地裏を駆け抜けた。